死亡保険の大まかな種類
1. 終身保険
特徴
終身保険は、一生涯にわたって保障が続くタイプの保険です。被保険者が死亡した際、遺族に死亡保険金が支払われます。解約時には解約返戻金を受け取ることができます。
メリット
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一生涯の保障:加入すれば、保険料を払い続ける限り、必ず死亡保険金が支払われる。
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貯蓄性が高い:解約返戻金があり、長期間加入すると払い込んだ保険料以上の金額が戻ることも。
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資産形成としても活用可能:終身保険は貯蓄性があるため、老後の資産形成にも役立つ。
デメリット
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保険料が高い:定期保険に比べると、同じ保障額でも保険料が高め。
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運用の自由度が低い:投資や他の金融商品と比べると、資産運用の自由度は低い。
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途中解約のリスク:短期間で解約すると、解約返戻金が払い込んだ保険料よりも少なくなる。
2. 定期保険
特徴
定期保険は、一定の期間(10年、20年、65歳までなど)に限定して保障を受けられるタイプの保険です。契約期間内に死亡した場合にのみ死亡保険金が支払われ、期間満了後は保障がなくなります。
メリット
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保険料が安い:終身保険に比べて保険料が割安で、高額な保障を確保しやすい。
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シンプルな仕組み:貯蓄性がなく、保障に特化しているため、無駄が少ない。
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必要な期間だけ契約可能:子供の教育資金が必要な期間など、ライフステージに合わせて加入できる。
デメリット
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満期後は保障がなくなる:契約期間が終わると保障がなくなるため、更新や新規契約が必要。
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更新時に保険料が上がる:更新時には年齢が上がるため、保険料が高くなる可能性がある。
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解約返戻金がない:満期までに解約してもお金は戻らず、資産形成には不向き。
3. 養老保険
特徴
養老保険は、一定期間の保障を提供しながら、満期時には死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる保険です。死亡時には死亡保険金が支払われます。
メリット
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貯蓄と保障のバランスが取れる:死亡保障がありながら、満期まで生存するとお金が戻ってくる。
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強制的な貯蓄が可能:満期保険金があるため、計画的に資産形成ができる。
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貯蓄性が高く、安全な資産運用が可能:銀行預金よりも利回りが良い場合がある。
デメリット
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保険料が高い:終身保険や定期保険と比較すると、保険料は高め。
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保障期間が限定される:満期を迎えると保障が終了するため、その後の保障を別途考える必要がある。
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運用利回りが低い場合もある:低金利環境では、期待するほどの利回りが得られない可能性がある。